結論|ハイモースコートは、艶・撥水・水引きのどれを重視するかで選びます
総合性能とシリーズ最高の艶・撥水を求めるならヴェリス、撥水性能を重視するならジ・エッジ、深い艶と水引き性能を重視するならザ・グロウが主な候補です。
2025年に「ハイモース コート ヴェリス」が発売されたため、現在はエッジとグロウの二択ではありません。ヴェリスは両製品の単純な中間ではなく、G’ZOXがフラッグシップモデルとして位置付ける製品です。
ただし、最上位製品を選べばすべての車に最適とは限りません。駐車環境、洗車頻度、水滴を拭き上げられるか、求める艶、予算、現在の塗装状態を踏まえて選ぶ必要があります。
また、コーティングの性能だけで仕上がりは決まりません。水垢や洗車傷をどこまで整えるかという下地処理と、施工後の洗車・メンテナンスも重要です。
ヴェリス・ジ・エッジ・ザ・グロウの違いを比較
3種類はいずれも高性能な2層構造のガラス系ボディコーティングですが、メーカーが前面に出している性能と選ぶ理由が異なります。
| 項目 | ヴェリス | ジ・エッジ | ザ・グロウ |
|---|---|---|---|
| 位置付け | フラッグシップモデル | 撥水性能を重視 | 艶と水引きを重視 |
| 被膜構造 | モース硬度レベル8のプライマーと新開発トップコートによる2層構造 | モース硬度レベル8のプライマーと高反応型シロキサン系トップコートによる2層構造 | モース硬度レベル8のプライマーと膜厚感を生むトップコートによる2層構造 |
| 水の性質 | 高い撥水性と低い転落角による滑水性 | 強い撥水性と水滴が流れ落ちる滑水性 | 疎水性の被膜による水引き |
| 艶 | メーカー公表でシリーズ最高 | 硬質感のある光沢 | 膜厚感のある深い艶 |
| 向いている人 | 艶・撥水・防汚・耐久性を総合的に求める | 撥水の動きと耐久性を重視する | 艶の見え方と水引きを重視する |
ボディカラーだけで「濃色車はエッジ」「淡色車はグロウ」と決めるのはおすすめしません。同じ色でも、保管環境や手入れ方法、好みの艶によって適した選択は変わります。
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車の水垢、シミ、鉄粉、ガラスウロコ、油膜、鳥フン跡、虫汚れ、洗車傷などは、見た目が似ていても原因や状態によって落とし方が変わります。
無理にこすったり、合わないクリーナーやコンパウンドを使ったりすると、塗装面やクリア層に負担をかけてしまう場合があります。
GLS福岡では、愛車の状態を確認したうえで、汚れの原因、落とせる可能性、必要な施工、ボディへの負担を抑える方法を分かりやすくご案内しています。
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撥水・滑水・疎水・親水の違いは?
撥水は水を玉状に弾く性質、滑水は水滴が動き始めて流れ落ちやすい状態、疎水は水となじみにくく、まとまった水が引いていく性質として使われます。親水は水が膜状に広がる性質です。
カーコーティングでは用語の使い方がメーカーや施工店によって異なることがあります。そのため、名称だけでなく、実際に水がどのように弾き、流れ、ボディ上に残るかを確認することが大切です。
| 用語 | 水の見え方・動き | 選ぶときの注意点 |
|---|---|---|
| 撥水 | 水が丸い粒になって弾かれる | 水玉が残ったまま乾くと水シミになる可能性がある |
| 滑水 | 少ない傾きや走行風で水滴が滑り落ちやすい | 撥水角だけでなく、水滴が動き始める転落角も関係する |
| 疎水・水引き | 水がまとまりながら面から引いていく | 商品によって「疎水」の表現や水の動きに違いがある |
| 親水 | 水が粒になりにくく膜状に広がる | ヴェリス・エッジ・グロウを親水タイプとは位置付けない |
ヴェリス・エッジ・グロウはどれに当てはまる?
ヴェリスは高い撥水角と低い転落角を両立しており、強い撥水性に加えて水滴が滑り落ちやすい性質があります。ジ・エッジも撥水性能を重視し、水が弾かれて流れ落ちる動きが特徴です。
ザ・グロウは、メーカーが疎水被膜による水引き性能を特徴として案内しています。親水は水が膜状に広がる別の性質であり、この3製品を親水コーティングとして紹介するのは適切ではありません。
ハイモース コート ヴェリスとは?
ヴェリスは、G’ZOX史上最高のパフォーマンスを掲げるハイモース コートのフラッグシップモデルです。
新開発の高密度反応硬化型シロキサン系トップコートによって、緻密で平滑な被膜を形成します。メーカーは、撥水角の向上と転落角の低下、防汚性、耐候性、洗浄耐久性、耐スクラッチ性、シリーズ最高の艶性能を特徴として案内しています。
ヴェリスはモース硬度レベル8のプライマー層とトップコート層による2層構造です。高硬度や耐スクラッチ性は、傷が絶対に付かないことを意味するものではありません。砂や汚れを引きずる洗車、硬いブラシ、乾拭きなどによる傷には引き続き注意が必要です。
ヴェリスの艶・撥水を動画で確認
動画は艶や水の動きを確認する参考になります。ただし、実際の見え方は塗装色、照明、下地処理、塗装状態によって変わります。
ハイモース コート ジ・エッジの特徴
ジ・エッジは、ハイモース コートの中でも水を強く弾く撥水性能を重視した製品です。
ベース層にはモース硬度レベル8の超高硬度ガラス系プライマーコート、トップ層には高反応型シロキサン系トップコートを使用する2層構造です。
メーカーは、撥水性能に加えて、防汚性、アルカリ洗浄に対する洗浄耐久性、耐候性を案内しています。「エッジは防汚性が普通」という旧記事の比較は正確ではないため削除します。
ジ・エッジが候補になりやすい人
- 水玉が弾かれて流れる見た目を楽しみたい
- 撥水性能と洗浄耐久性を重視したい
- 定期的に洗車し、水滴を拭き上げられる
強い撥水性があっても、水滴を放置してよいわけではありません。雨や洗車後の水滴が乾けば、水シミが残ることがあります。
ハイモース コート ザ・グロウの特徴
ザ・グロウは、膜厚感のある深い艶と、水滴を残しにくい水引き性能を重視した製品です。
モース硬度レベル8の超高硬度ガラス系プライマーコートと、艶を生み出すガラス系トップコートによる2層構造です。
メーカーは、艶性能だけでなく、疎水被膜による水引き、防汚性、耐候性も特徴として案内しています。旧記事にあった「グロウは淡色車向け」という限定は外し、塗装色にかかわらず艶と水の流れ方を基準に検討します。
ザ・グロウが候補になりやすい人
- 撥水の強さだけでなく、艶の深さを重視したい
- 膜厚感のある仕上がりが好み
- ボディに水滴が残りにくい水引きを重視したい
ハイモースコートのメリット
統合元の記事にあったメリットは、効果を断定せず、実際に期待できる役割として整理します。
- 塗装表面に高硬度の保護被膜を形成できる
- 艶や光沢を高める効果が期待できる
- 撥水または水引きによって水の処理をしやすくなる
- 汚れの固着を抑え、洗車で除去しやすくする効果が期待できる
- 製品ごとに艶・撥水・水引きの好みで選べる
- 専用のメンテナンス用品と施工証明の仕組みが用意されている
コーティングは塗装を外的要因から守る補助になりますが、飛び石、接触傷、すべての洗車傷、紫外線劣化、水シミを完全に防ぐものではありません。
ハイモースコートのデメリット・施工前の注意点
- 一般的な簡易コーティングより施工費用が高くなりやすい
- 製品代だけでなく、洗浄・研磨・下地処理の内容で総額が変わる
- 施工後も定期的な洗車とメンテナンスが必要
- 高硬度でも傷や水シミを完全には防げない
- 撥水性能が高くても水滴を長時間放置しない方がよい
- 再施工時には被膜と塗装状態の確認が必要
- ヴェリスはメーカーの講習を受け公認された施工者による施工が必要
「洗車頻度を減らせる」とは一律に言えません
汚れが落としやすくなる可能性はありますが、青空駐車、走行距離、黄砂・花粉、雨の頻度などによって必要な洗車間隔は変わります。汚れを放置してよいという意味ではありません。
硬度の数字は傷が付かない保証ではありません
硬度や耐スクラッチ性は被膜の特性を示す指標ですが、実車で起こるすべての傷を防げるわけではありません。正しい洗車方法を続けることが必要です。
ヴェリス・エッジ・グロウはどれを選ぶべき?
艶・撥水・防汚性を総合的に求めるならヴェリス
予算だけでなく、フラッグシップモデルとしての総合性能と仕上がりを重視する場合に候補になります。
撥水の動きを重視するならジ・エッジ
水を強く弾く見た目が好みで、洗車後の拭き上げや定期的な手入れができる方に向いています。
艶と水引きのバランスを重視するならザ・グロウ
膜厚感のある艶を重視し、ボディ上の水がまとまって引いていく性質を求める方に向いています。
最終判断では、屋内・青空駐車、年間走行距離、洗車頻度、塗装の状態、コーティングへかけられる予算を施工店へ伝えてください。
ガードグレイズはハイモースコートと何が違う?
ガードグレイズはハイモース コートの一種ではなく、G’ZOXが「バリア性能」を重視して展開する別のガラス系ボディコーティングです。
メーカーは、鉛筆硬度9H相当の高硬度被膜、すべり性、撥水性、耐アルカリ性、耐スクラッチ性、防汚性を特徴として案内しています。
そのため、ヴェリス・エッジ・グロウの比較だけで決めるのではなく、艶や水の動きよりも外的要因に対するバリア性能を優先したい場合は、ガードグレイズも比較候補になります。
なお、「モース硬度レベル8」と「鉛筆硬度9H」は試験方法が異なるため、数字だけを直接比較して優劣を決めることはできません。
仕上がりを左右するのは、製品名だけでなく下地処理です
高性能なコーティングでも、水垢、鉄粉、洗車傷、くすみが残った状態で施工すると、本来期待する艶や均一な仕上がりを得にくくなります。
施工前には、塗装の厚みや状態を確認し、洗浄、鉄粉除去、脱脂、必要に応じた研磨を組み合わせます。すべての車を強く磨くのではなく、残せる塗装を考えながら必要な範囲を整えることが重要です。
GLS福岡ではヴェリスを基本に、ほかのハイモース コートも施工できます
GLS福岡では、ハイモース コートの中では基本的にフラッグシップモデルのヴェリスを取り扱い、ご案内しています。
ただし、ヴェリスだけに限定しているわけではありません。撥水性能を重視してジ・エッジを希望する場合や、深い艶と水引きを重視してザ・グロウを希望する場合など、希望に応じてほかのハイモース コートも施工可能です。
希望する艶や水の動きだけでなく、駐車環境、洗車頻度、現在の塗装状態を確認したうえで、ヴェリス・ジ・エッジ・ザ・グロウから適した選択肢をご案内します。施工内容と価格は、車種、サイズ、塗装状態、必要な下地処理によって変わるため、車の情報と希望する仕上がりを添えてお問い合わせください。
落ちない汚れ・シミでお悩みの方へ
何度洗っても落ちない汚れでお困りの方へ。
写真を送るだけで、愛車の状態を確認してご案内します。
車の水垢、シミ、鉄粉、ガラスウロコ、油膜、鳥フン跡、虫汚れ、洗車傷などは、見た目が似ていても原因や状態によって落とし方が変わります。
無理にこすったり、合わないクリーナーやコンパウンドを使ったりすると、塗装面やクリア層に負担をかけてしまう場合があります。
GLS福岡では、愛車の状態を確認したうえで、汚れの原因、落とせる可能性、必要な施工、ボディへの負担を抑える方法を分かりやすくご案内しています。
何を頼めばよいか分からなくても大丈夫です。
気になる箇所の写真をLINEで送っていただければ、愛車に合ったケアをご案内します。
ハイモースコート施工後の洗車・メンテナンス
施工直後の水濡れや洗車可能時期は、製品と施工環境によって案内が異なる場合があります。施工店から指定された硬化期間と注意事項を優先してください。
- 砂やホコリを十分な水で流してから洗う
- 柔らかいスポンジやクロスを使用する
- 炎天下やボディが熱い状態で洗わない
- 洗車後は水滴を残さず拭き上げる
- 研磨剤入り用品や強い薬剤を自己判断で使わない
- 撥水や艶が変化したら、専用メンテナンスの要否を確認する
ハイモースコートについてよくある質問
Q. ヴェリス・エッジ・グロウの一番大きな違いは何ですか?
A. ヴェリスは総合性能を高めたフラッグシップ、エッジは撥水性能、グロウは膜厚感のある艶と水引きを重視している点が主な違いです。
Q. ヴェリスはエッジとグロウの上位モデルですか?
A. メーカーはヴェリスをハイモース コートのフラッグシップモデルと位置付け、シリーズ最高の艶性能とG’ZOX史上最高のパフォーマンスを案内しています。ただし、好みと予算によってエッジやグロウが適する場合もあります。
Q. 黒い車にはどのハイモースコートが向いていますか?
A. 黒い車という理由だけでは決められません。深い艶、撥水の動き、水引き、駐車環境、洗車頻度から選びます。濃色車は水シミや洗車傷が目立ちやすいため、施工後の手入れも重要です。
Q. ハイモースコートを施工すると傷が付かなくなりますか?
A. いいえ。高硬度被膜や耐スクラッチ性があっても、飛び石、接触傷、砂を引きずる洗車など、すべての傷を防げるわけではありません。
Q. ハイモースコートにも水シミは付きますか?
A. 付く可能性があります。雨や洗車後の水滴を放置すると、水に含まれる成分が残ることがあります。洗車後は水滴を拭き上げてください。
Q. 撥水・滑水・疎水・親水は何が違いますか?
A. 撥水は水を玉状に弾く性質、滑水は水滴が動いて流れ落ちやすい状態、疎水は水となじみにくくまとまって引く性質、親水は水が膜状に広がる性質です。製品によって表現が異なるため、水の弾き方と流れ方を分けて確認してください。
Q. ハイモースコートはメンテナンスが必要ですか?
A. 必要です。定期洗車に加え、汚れの固着、撥水、艶の状態に応じて専用メンテナンスを検討します。
Q. ガードグレイズもハイモースコートですか?
A. いいえ。ガードグレイズはG’ZOXの別製品です。高硬度被膜とバリア性能を重視する場合の比較候補になります。
Q. GLS福岡で施工できるハイモースコートはヴェリスだけですか?
A. いいえ。GLS福岡では基本的にヴェリスを取り扱い、ご案内していますが、ご希望に応じてジ・エッジやザ・グロウなど、ほかのハイモース コートも施工可能です。車の使い方と希望する仕上がりを確認してご提案します。
まとめ|ハイモースコートは製品名だけでなく、使い方と下地から選びましょう
ハイモース コート ヴェリスは、艶・撥水・防汚性・耐久性を総合的に高めたフラッグシップモデルです。ジ・エッジは撥水、ザ・グロウは深い艶と水引きを重視した製品です。
いずれも高性能ですが、傷や水シミを完全に防ぐものではありません。また、ボディカラーだけで適した製品を決めることもできません。
駐車環境、洗車頻度、好みの艶、水の動き、予算、現在の塗装状態を確認し、必要な下地処理と施工後のメンテナンスまで含めて選ぶことが大切です。

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